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ServiceNow Catalog Builder 入門|初めてのカタログアイテム作成ガイド

近年、ServiceNow では Catalog Builder を活用した直感的な作成方式が提供されています。本ガイドは、この機能を利用して「メールのホワイトリスト登録」要請アイテムを作成するまでの一連の流れを解説します。

Catalog Builder へのアクセス

まずは Catalog Builder を起動します。

  • 経路: 左側のナビゲーションフィルターに catalog builder と入力し、表示された Service Catalog > Catalog Builder をクリックします。
ServiceNow のナビゲーションフィルターで「catalog builder」を検索し、Service Catalog > Catalog Builder メニューが表示されている画面
左側ナビゲーションで「catalog builder」を検索し、Catalog Builder メニューを開きます。


新規アイテム作成の開始

Catalog Builder のダッシュボードが開いたら、いよいよ作成を開始します。

  • 作業: ダッシュボード画面にて Create a new catalog item ボタンをクリックします。
ServiceNow Catalog Builder のダッシュボード画面で、「Create a new catalog item」ボタンが表示されている状態
Catalog Builder のダッシュボードから「Create a new catalog item」をクリックして新規作成を開始します。

アイテムテンプレートの選択 (Select Template)

アイテム作成の基礎となるガイドラインを選択します。

  • 選択項目: Standard items in Service Catalog
  • 作業: 該当項目のカードをクリックした後、右下の Use this item template ボタンをクリックします。

テンプレートによって事前に定義されたプロセスが異なるため、目的に合わせた標準型を選択することが重要です。

ServiceNow Catalog Builder の Template Selector 画面で、「Standard items in Service Catalog」が選択され、「Use this item template」ボタンが表示されている状態
Template Selector 画面で「Standard items in Service Catalog」を選択し、テンプレートの適用を進めます。

基本情報の設定:Details

左側メニューの Details タブで、ユーザーに表示される基本情報を定義します。

  • Name: Email Whitelist Registration
  • Short description: 外部発信ドメインのスパム遮断解除要請
ServiceNow Catalog Builder の Details メニューで、Name と Short description が入力されているカタログアイテム設定画面
Details メニューで、カタログアイテム名と概要説明(Short description)を入力します。

基本情報の設定:Location

続いて左側メニューの Location タブで、アイテムの配置場所を指定します。

  • Catalogs: Service Catalog
  • Category: (例)Application and Account Access ※ 環境によりカテゴリ名称は異なります。
ServiceNow Catalog Builder の Location メニューで、Catalogs と Category が設定されているカタログアイテム配置画面
Location メニューで、アイテムを表示する Catalog と Category を設定します。

ユーザー入力項目の設定(Questions)

ユーザーが実際に入力するフォーム項目(Variables / Questions)を設定します。左側メニューの Questions を選択してください。各項目を追加するには、中央の Insert new question ボタンをクリックして変数の作成を始めます。

Catalog Builder の Questions メニュー画面と Insert new question ボタン
Questions セクションで新しい入力項目を追加するための「Insert new question」ボタンが表示されている画面

本アイテムでは、以下の 3 つの項目を設定します。(※詳細なバリデーションの設定も、ここで行うことができます)

  • Target Domain:Single Line Text
ServiceNow Catalog Builder の Target Domain 変数設定画面
Target Domain 変数に対して Single Line Text を設定している画面
Catalog Builder の Questions で Target Domain(Single Line Text)を設定している画面
Target Domain 変数に対して Single Line Text を設定し、入力制約を定義している画面

  • Requested by:Record Reference Choice
ServiceNow Catalog Builder の Requested by(Reference Choice)設定画面
Requested by 変数を Record Reference Choice に設定し、ユーザー情報などのレコードを参照できるようにしている画面
Catalog Builder の Questions で Requested by 変数を Record Reference Choice として設定している画面
カタログアイテムの「Requested by」項目をユーザーレコード参照型として設定している画面。ユーザー選択を参照データとして扱えるように構成している。

  • Business Reason:Multi Line Text
ServiceNow Catalog Builder の Business Reason(Multi Line Text)設定画面
Business Reason 変数を Multi Line Text に設定し、申請理由を詳細に入力できるようにしている画面

アイテム設定の構成(Settings)

左側メニューの Settings タブでは、送信に関する動作などを設定できます。

  • 今回は基本的な構成として、標準の「Submit」ボタンのみを表示するデフォルト設定のまま進行します。
ServiceNow Catalog Builder の Settings メニューと Submit ボタン設定画面
カタログアイテムの送信設定を行う Settings 画面。標準の Submit ボタン構成を使用している状態。

アクセス権限の構成(Access)

左側メニューの Access タブでは、このアイテムを利用できるユーザーの制限を設定できます。

  • 本例では、制限を設けずすべてのユーザー(All users)にアクセス権限を付与するデフォルト設定のまま進行します。
ServiceNow Catalog Builder の Access メニューで権限制限なしの設定画面
カタログアイテムの Access 設定画面。すべてのユーザー(All users)が利用可能な状態で構成されている。


ワークフローの構成(Fulfillment)

左側メニューの Flow タブでは、承認やタスク生成の裏側のロジックを設定します。

  • カスタム Flow の作成方法については別の記事で詳細に解説するため、今回は ServiceNow が標準提供されている OOTB(Out of the Box)Flow を活用します。利用可能な標準 Flow がある場合は、その中から目的に合うものを選択して適用します。
ServiceNow Catalog Builder の Flow メニューで OOTB Flow を選択している画面
カタログアイテムのワークフロー設定画面。標準提供されている OOTB Flow を選択して適用している。


テストと公開 (Review & Publish)

すべての設定を終えたら、公開の準備に入ります。

  • 左側メニューの最後のタブ Review and submit を開きます。
  • 設定内容のサマリーを確認し、問題がなければ下部の Submit ボタンをクリックします。
ServiceNow Catalog Builder の Review and submit 画面と Submit ボタン
カタログアイテムの最終確認画面。設定内容を確認し、Submit ボタンで公開を実行する。


ダッシュボードへの復帰と確認

送信が完了すると成功画面が表示されます。

  • 作業: 画面上の Return to my dashboard ボタンをクリックしてダッシュボードに戻ります。
Catalog Builder でカタログアイテムの送信が完了した画面
カタログアイテムの送信が正常に完了した画面。ダッシュボードへ戻るための Return to my dashboard ボタンが表示されている。


ダッシュボードに戻ると、先ほど作成したばかりの「Email Whitelist Registration」が新しく Published(公開済み)として表示されていることが確認できます。

ServiceNow ダッシュボードで公開済みの Email Whitelist Registration が表示されている画面
作成したカタログアイテム「Email Whitelist Registration」が公開済み(Published)としてダッシュボードに表示されている状態。

サービスポータルでの最終確認

最後に、公開されたアイテムが実際のユーザーにどう見えるかを確認します。

実環境と同じポータル画面を開き、作成した「Email Whitelist Registration」カタログアイテムのフォームが想定通りに表示・動作することを確認できれば完成です。

ServiceNow サービスポータルで Email Whitelist Registration フォームが表示されている画面
サービスポータル上でカタログアイテム「Email Whitelist Registration」の申請フォームが正常に表示されている画面。